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「嘘じゃない。ずっと、ずっと……好きだった。ごめんな、気持ち悪いよな……。友達だと思ってたのにな。……ごめん」
ハジメは何度も謝ると胸元から手を離し背を向け玄関へむかった。
「……ふざけんな」
小さく呟いた言葉にハジメが足を止めた。
「おいっ!言いたいことだけ言って逃げんのかよっ。気持ち悪い!?嬉しかったって言ったら?飛び上がるほど嬉しかったって言ったら?」
俺は立ち上がり、一気に放った言葉に振り向いたまま目を見開き立ち止まっているハジメの前に歩みよった。
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