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「そんな顔すんなよ」
動けずにいるハジメに小さく笑いかけると、その肩に頭を預け次に言う言葉の為に息を吸い込んだ。
「……俺もハジメがずっと好きだった。だから……マジで嬉しかったんだ」
告白と共に心臓が早鐘のように打つ。
「でも……知られたくなかった。お前だけには絶対に知られたくなかったんだ。知られたらお前との関係が壊れると思って……。だからこのまま友達でいようって思ってたのに……」
今まで隠していた思いを震える小さな声で告げた。
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