☆*:.。. 第3章 .。.:*☆

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***** 人は死んだら 何処へ行ってしまうの? 夜空の星になって 見守っていてくれると 云うけれど どんなに手を伸ばしても 届かない星より 名前を呼んだら 優しい顔で 笑いかけてくれる 生身のあの人に 逢いたいよ ***** ☆.。 。.💡.。 。.☆.。 。.💡 寒からうと未だ気遣ふ亡きひとの服につゝまれ星空あふぐ ☆.。 。.💡.。 。.☆.。 。.💡 風邪引くよ 起きなさい と どこからか温かい声がする 夢とわかっているから 目を覚ましたくない どうして 傍にいるように思うの? あのひとは もういないのに そう それはわたしの 心に棲んでいるから いつも いつも わたしを気遣ってくれている 形見に貰った あのひとの服の匂いが そう教えてくれた わたしは ひとりじゃない
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