あとがきに代えて~愛の喜劇の紙芝居~

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あとがきに代えて~愛の喜劇の紙芝居~

さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 今度こそ楽しい楽しい紙芝居の始まり始まり~。 え?作者はどこかって? 作者は恥ずかしがり屋だから、隠れて出てこんさね。 さて、今回お送りしている物語は、賢い坊ちゃんお嬢さんの皆様ならもうお判りのはず! そうそう白雪姫の悪い魔女が唱える呪文のような一言! 「鏡よ鏡、鏡さん。世界で一番美しいのは誰?」 この呪文に対して、自分だったらどう答えるかな?と、誰もが考えたことのあるはず。 そこで作者は、あえてこの陳腐な疑問を真剣に考えてみたのだった! 歴史上の人物に、映画界の大女優たち、様々な物語のヒロイン、とにかく美女と呼ばれる女たちを集めたつもりだとよ。 世界三大美女は、日本のものと、ヨーロッパ諸国などのものとは違うので、まとめて四人に。これじゃ、世界四大美女さね~ 女優さんは、まだ存命中の方もいらっしゃるので、役名を記入。一人はただのThe Girl なんですが、一応役名で、ガール。 白雪姫は、もともとオマージュだし、ベルは Beauty & Beast から、貂蝉は『三国志演義』から、クシナダは日本神話から持ってきたとのこと。 気になる方はうぇぶにて調べてみんさいと、作者は申すが、そんくらい、直接言ったらどうなんさ? そいで、結局作者が一番言いたいのは、 古来より、鏡は真実を写すと言われているが、愛し合うふたりというのは、互いにとって、自己のこころを写しあう鏡のようなものだと思った次第。 500年前の悲劇と500年という歳月によって、散りにまみれ、汚れ、曇った魔女のこころの中の鏡は、魔法の鏡となった愛する人の真実の言葉で、磨かれ、浄化されて、ピカピカの真実の鏡となった。 そしてそのふたりの真実の愛でできた鏡こそが、この世の中で一番美しいものだと思った次第でさ。 そこに物語の主題があるとかないとか。 ちなみに、現在から500年前の16世紀には、魔女狩りが行われていたそうな。 さてさて、鏡から元の姿に戻った青年と魔女は、互いに鏡のように見つめ合いながら、末長く仲むつまじく、幸せに暮らしましたとさ。 これにて一件落着! ご静聴ありがとうございやした! おしまい、おしまい。
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