信じろ ※

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 そういってひょいっと持ち上げられると布団まで運んでくれた。  そのままやさしく横たえられるかと思ったら、ドサッと荷物を置くかのように投げ出された。  道は俺の上にまたがり俺を見下ろす。先程から道が俺を見つめる視線が今までと違い、少し怖い。  切れ長の目はいつもより細くなり、瞳の情欲はもはや隠すことなく溢れ、ゆらゆら揺れて恐ろしいほどの色気になっていた。  目を逸らすことを許さないように俺の瞳を捕らえたまま、見せつけるように道はゆっくりシャツを脱いだ。  道の意図通り俺は目を離すことができない。あらわになった上半身に触れたくて伸ばした手を押さえつけられた。  首筋に舌を這わせられ、吸われる鈍い痛みに堪らず喘ぐと、耳元で低く囁かれた。 「俺がお前しか見えてないこと、お前のカラダにわからせるから」  耳朶を舐めて噛まれると、体から力が抜けた。  すでにきつくなっているジーンズのジッパーを下ろし脱がされると解放された俺のそれが起立した。  しかし道はそこには触れずに一瞥するだけでまた首筋に舌を這わせ、音を立てて吸い付いた。  胸を吸われながら舌で転がされ、頭が痺れる。 「あ……ふ……っ」  道は突起を弄びながら胸のそこかしこにキスをした。  上半身への執拗な愛撫に翻弄されながらも、むき出しにされたまま触れてくれない俺のものは先走りが漏れ、すでにいやらしく濡れていた。焦れて腰を捩ってしまう。 「信、触ってほしいの?」  その声音でようやく気付いたけど、道は少し怒ってるんだ。  道の気持ちを一身に受けているのに俺が馬鹿みたいに不安がっていたから。  だから俺に道を触らせないし、俺の触れて欲しいものに触ってくれない。 「ごめん……もう……焦らさないで……」  たまらなくなってそういうと道はふっと笑ってやっと起立した俺のものに手をのばした。  そのままつーと先端から根元に向かって指を這わせると根元の二つのふくらみを手で弄ぶ。  舌は先端の割れ目に這わされ、やがて唇全体で包み込んでしまった。  道の唇からゆっくり出し入れされる俺のものを見せられるとおかしくなりそうだった。  それなのに蠢く舌に意識を集中してしまい声がでる。 「あ……みちさんそれや……めっ、そんなことしないで」
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