信じろ ※

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「乱れる信に煽られまくって、俺も余裕がなかった……かも」  照れくさそうな道は初めて見た。そんな姿をみてまた、たまらなく愛おしくなった。 「……して。やっぱり、道さんがいくまで……したい」 「ばかだろ、お前。明日動けなくなっても知らないから」  道が覆いかぶさってきた。やさしく唇を重ねられ、今度は道の顔を存分に見ながらもう一度道を感じた。俺が再び達するとき、蠢く波と一緒に道も爆ぜたのがわかり一緒にいけたことがうれしかった。  そのあとはさすがに尻に鈍痛のような重さを感じて風呂場にいくのもままならなかったので、道に手伝ってもらい二人でシャワーを浴びる。  着替えると道はキッチンに行き食事を温め始めた。湯気を持った食べ物の匂いを嗅ぐと、途端に空腹を思い出した。 「道さん、俺朝から何も食べてない」  あきれた顔をしながらも道は食事の用意をしてくれて、俺は先ほど食べ損ねた豆腐ハンバーグにがっついた。  その姿を道はにこにこしながら見ていて、俺はこれが夢じゃありませんようにと本気で神様に祈った。
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