続き

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   いつからお店にいるのか分からないけど、岡田さんがいつも座ってるテーブル席の隣にいる。  当然、岡田さんはカップルに絡んでた。  今日は、どんな前職をカップルに伝えたのか知らないけど、二人は苦笑いを浮かべて岡田さんの話しを聞いている。  そんな中、楓はマスターに屯田林くんを紹介する。  彼の存在は、私たちから聞いてて知っていると、マスターは屯田林くんに挨拶した。  それで楓と屯田林くんは、二人でいい感じに話し出す。 「若葉さんは、何を飲まれますか?」 「あっ、じゃあ、お任せでカクテルを」 「かしこまりました。ところで、何かありましたか?」 「えっ?」 「余計な詮索かもしれませんが、この前より晴れやかな顔をされているので。何か、あったのではないかと」 「あっ、あの、勇人と別れました」  マスターは、「そうでしたか」と呟き、優しく微笑みながらカクテルを作り出す。
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