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ニル「カイくん、相手は貴族だけど平気なの?」
カイ「別に平気ですよ。権力なんて俺には関係ないんで。」
ニル「カイくんのご両親はそんなにお偉いさんなの?」
カイ「誰にも言わないなら言ってもいいですけど。」
ニル「カイくんはミステリアスだから気になるわね。」
カイ「じゃあ言いますけど、俺はミスト王国第三王子のカイ=ミストです。」
ニル「(゜ロ゜)」
あっ、固まっちゃった。
カイ「ニルさんは信じるんですね。俺だったら絶対信じませんよ。」
ニル「びっくりした~。いやー、カイくんはミステリアスだけど嘘ついたことは無いからね。あと、その通りだとカイくんの目立ちたくない性格からしてミステリアスだったのも納得できるからね。」
カイ「そうですか。でも本当に誰にも言わないでくださいね。」
ニル「分かってるわよ。それに他の人に言ってもまず信じないからね。」
カイ「確かにそうですね。じゃあ、そろそろ帰ります。」
とんでもないカミングアウトをした俺は王城に帰った。
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