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今日は学園の高等部の入学式の日
ｶﾞﾘｱ「カイ、ルイ今日から寮生活で大変だとは思うが頑張ってくれ。」
高等部からは全寮制なのだ。
ｶｲ「はい、お父様。行って参ります」
ﾘｱ「お兄ちゃん、寮生活って何？」
ｶｲ「学園で寝泊まりするから俺はしばらく帰ってこれないんだ。」
ﾘｱ「いや！お兄ちゃんと離ればなれは嫌！」ｳﾙｳﾙ
ｶｲ「休日には帰ってきて、いっぱい遊ぶから勘弁してくれ。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ﾘｱ「うぅ、でも」
ｶｲ「分かった、今度の休日に街に二人で行こう。何でも好きなもの買ってやる。」
ﾘｱ「ホント？お兄ちゃんと二人？」
あれ？そっちなんだ。
ｶｲ「あぁ、俺と二人じゃ嫌か？」
ﾘｱ「ううん、お兄ちゃんと二人がいいもん！」ﾊﾟｧ
ｶﾞﾘｱ「何故だ、リアはカイにあれだけベッタリなのに私にはベッタリじゃないんだ。」
お父様であるガリア王様はリアの可愛いさにやられ、すっかり親バカになっていたのだ。だからリアを見下している奴等も余計に手が出せないでいる。
ｶｲ「じゃあ行ってくる、リア」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ﾘｱ「約束は守ってね。」
ｶｲ「当たり前だ。」
ﾘｱ「うん、行ってらっしゃい。」
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