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カイ side
いや~、ギリギリだった。助かって良かった。
カイ「とりあえず、さっさと殺っちゃうか。【アイスフロア】【ダークニードル】」
俺はドラゴンの足下を凍らせ動きを止めてから闇の中級魔法に最上級並の魔力を込めてドラゴンを貫通させた。
俺は倒したドラゴンを解体して肉と爪を手に入れ女の子の方を向いた。
カイ「大丈夫?怪我はない?」
多分盲魔で捨てられたんだろうな。
ミリア「はい、大丈夫です。」
カイ「どうしてここに?」
ミリア「えっと、わ、私は…魔力が無くて……捨てられて。貴方も…私を的にするんでしょ。」ブルブル
カイ「そんな事しねぇよ。安心しな、ギルドに連れてってやるから。」ポンポン
ミリア「嘘、どうせ貴方も同じ…」
そりゃ親に捨てられたら人間不信になるわな。
カイ「嘘じゃないつーの。そういえば名前は?俺はカイだ。」
ミリア「私はミリア…家名は無い。貴方の家名は?」
カイ「ミストだ、カイ=ミスト。」
ミリア「えっ?ミスト?」
カイ「そう、俺はミスト王国第三王子だ。」
ミリア「何で、王子が?」
カイ「それはいい。ところでミリアはどこの家に生まれたんだ?」
ミリア「七大貴族、ライト家。」
七大貴族かよ、厄介だな。
カイ「そうか、じゃあ俺と来いよ。さすがに城には置いとけないけど俺は孤児院、運営してるから。」
ミリア「いいの?私は魔力が無いんだよ?」
カイ「生憎俺は魔力量で人を判断しないからな、関係ない。」
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