第2章:俺の殴りたい田中は結局この中にいなかった件について

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「うーん?通行人Kかな」 ………さいですか。 じゃ、ねぇーよ。 え?通行人AだかGだか知らんけど、 なんで千歳といるんだよwww しかも、イケメンだし。 なんだ? 俺はイケメンホイホイか? あー…もう…… 頭痛くてダルイのに何でまたこんな事で 痛くなりゃーならん。 あー…嫌だ、嫌だ。 もう、これ以上何も考えられん。 てか…何で俺は脳内で自分の考えを曝露してるんだ? 俺は………いや、俺だけじゃないと思うけど。 だいたい日常で考えて行動するなんて 無くないか? 俺はほとんど何も考えず何となく行動し、 何となく過ごしている。 ……いつも思うんだ。 人間そんな考えず生きている。 あ、これ哲学じゃね? いいな。 俺の座右銘にするかwww 「おい、千歳。俺の座右銘…哲学だぞ………」 「いっ……つぅ…………って……は? お前…急に何言ってんだよ? ………? おい? トコロテン…? ちょっ…!?」 体の調子が糞悪いのに下らんことに 脳をフル回転しすぎたせいなのだろう。 俺は変な捨て台詞を残し、 しゃがんでいる千歳へとぶっ倒れた。 千歳の潰れた声(イケボ)と通行人C?の声を バックに俺は意識を手放した。 うん、病人はじっとしとかないと駄目だぞ☆ →キャッ☆
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