第2章:俺の殴りたい田中は結局この中にいなかった件について

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俺はひとまず客人にお茶を出すため簡易キッチンへと 向かう。病人だが…。 その際千歳が俺のベットで寛ぎながら 何か食べもん持ってきてーと言った。 ………お前は何しに来たんだ。こっちは病人だぞ。こら。 複雑な思いをしながら俺はお茶を淹れた。 「へーー!!」 その時、イケメンが急に大きい声をだした。 吃驚した。 あまりの突然に千歳に食べさせようと思っていた 賞味期限切れのモナカがグシャリと潰れる。 何だ何だと思ってイケメンを見ると千歳と話していた。 ………モリアガッテマスネ。 俺の部屋で。 千歳が手伝ってくれないのと 疎外感で俺は悲しくなり無言で茶を入れた。 「俺…病人だよ?」
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