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あとから違うと分かって冷静になったけど、
周りは惨劇の舞台となり果てていた。
まあいいや。
と思った彼は、ボッコボコになった不良達を避けることなく
踏んで路地裏から出た。
周りを見たが惨劇の元凶者はおらず、ただたんに
静かな朝の音を聞いただけ。
彼は舌打ちをし、その場を去ろうとしたその時。
足元に朝日に当たって輝くものがあった。
それをしゃがんで見た彼は気だるそうな顔から、
凶悪な笑みへと変えた。
黒い笑みはさらに彼の容姿を輝かせた。
「犯人は………田中…ククッ」
ただし、バナナの皮を頭に被っているのですべてが台無しだ
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