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ーなぁ、クレイン、さっきから気になってたんだけど..アブドルやアヅマ、それから皆は...
前方のクレインを追いながらホクトは尋ねた。
「.....」
振り向かず、短い沈黙。
「彼等は、別々のルートから向かっているの。
後々、どちらかで合流するかもしれない。」
ーえ?...するかもしれないっ..て!
そっけない回答。なんか納得できない。
「納得できないなら、あちらのルートを進めばいい!彼等に遭えるから!!」
そう言うと、急にクレインの光が消えた!
辺りは、真っ暗で何も見えなくなった。
ークレインー!
ザリザリザリ...
ーくそっ、耳鳴りが.....!!
ザリザリザリクト..サン.....ホクト.....そこに居るの?
ーえ?その意識は、マイク?
ザリザリザリ.,.,あ,......り、ホクト...久...ザリザリザリ
-待て、耳鳴りが酷くてききとれな,......
ーキリリ...今....届け..み......!
ひゅっ!と風切る波動が聴こえた、と思うと音は光となった。勢い、光のロープとなってホクトを取り巻いて捕らえた!
ーぐえ。こ、今度は縄縛かよ..
ザァァァァァァァァ......と視界が砂嵐に巻き込まれていく!
バチツ!
........................
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