第12章 白昼夢
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「とりあえず、一件落着だな」 大事にもならず 嬉々として社長室を出た東堂さんが リーダーと愛理の肩を組む。 「言っとくけど、僕はまだそいつのこと許したわけじゃないから!」 バッカスのお姫様は 昨日からずっとご機嫌斜め。 愛理は僕を一睨みするとぷいっと 先に立って歩き出してしまった。 「ったく、あの性悪が」 みんな呆気にとられる。 だけど 言われて当然なんだ。
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