第12章 白昼夢

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「昨日は君も大変だったろ?発散した方がいいって」 「でも……」 「僕に任せなさい。何でも聞いてあげるし、お望みならそれ以上も」 「あ、ちょっとココさんっ……!」 「とりあえず腹ごしらえだ」 またしても この人のペースにのせられる。 我が道を行く彼に手に引かれ 外に飛び出した僕らは 「待ってくださぁいっ……!」 「早く、早く!」 子供みたいに街を駆け回る。 「人気の店だ。パンケーキにしよう」 「でも……」
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