第12章 白昼夢

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無論、メンバーの中にも 僕をよく思わない者はいて――。 「迷惑――ホント、迷惑なんだよ!」 日頃から 僕に対して欝憤の溜まっていた愛理は。 「出てけよ!メンバーでもないくせに!」 「こらっ……愛理っ!」 楽屋裏に引き返すや 気持ちいいくらい勢いよく僕の頬を打った。 「おい!ミイのせいじゃねえだろ!」 「いいんですっ……悠月さんっ……」
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