第1章

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週明け、冬華はどうしても出勤する気になれなかった…。  22歳で就職して初めて、病気等やむを得ない理由以外で会社を休んだ。  完全に目覚めてはいたが、何の気力も湧かず、布団から出られないのであった…。  「病気でもないのに、休むなんて…。」  冬華は呟くように言った。    いくらベッドに横になっていても、安らげる筈もなかった。  食事もろくに摂らず、ただ時間だけが過ぎていった…。  何もしないまま、夜になっていた。  (何してんだろ、私…。)  無気力な自分のことが許せなかった。
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