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佐奈に支えてもらいながら、病院へ。
レントゲンを撮った後に、
「骨折はしてないみたいですけど、膝を打撲しているみたいですね~。しばらく、付け替えしに来て下さいね。」
と言われ、湿布を貼ってもらって、包帯で巻かれて、処置してもらった。
病院を出てすぐ
「このバカ!!!何やってんの!!」
「ご・・・ごめん・・・。頭が真っ白になっちゃって・・・。」
「頭真っ白になって、道路に飛び出すなんて・・・!バカ!!」
佐奈は泣きながら怒っていた。
「・・・ごめん。」
「大事には至らなかったから良かったけど・・・あんなくだらない男のために人生投げ出すとか、マジでありえないから!!」
「・・・。」
何も言えなかった。
「しっかし、優里亜も優里亜だよ。紹介しておいて、何考えてるんだか・・・。」
「私も・・・。」
「ん?」
「私も、その真相が知りたい!!」
「知りたいっていう気持ちは分かるけど・・・。どうやって??」
「そ・・・それは・・・。優里亜に直接聞くとか・・・?」
「優里亜は絶対口を割らないと思うよ。」
確かに、優里亜は自分にとって都合が悪い事に対しては、絶対に話してくれない。
「どうしたものか・・・。」
この時は2人でものすごく悩んでいた。
でも・・・
後々、真実を知る日が来る事をこの時はまだ予想もしていなかった。
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