2人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい。もう打撲の方はだいぶ良くなったみたいですね~。もう付け替えの方は大丈夫でしょう!」
「どうもありがとうございました。」
ようやく、足の怪我が治った。
帰宅して、のんびりしていた時だった。
携帯の着信音が鳴った。
知らない番号からだった。
「もしもし・・・?」
「アンタ、亮の元カノ?」
「え・・・?」
全然知らない番号の人から、突然そう言われた。
「元カノかどうかも分からないですけど・・・。誰ですか・・・?」
「優里亜」
ドキッとした。
「・・・の元友達?」
「はぁ・・・。」
「アタシもさぁ、優里亜にちょっとやられたんだよね~!」
「えっ・・・?どういう事ですか・・・?」
「彼氏とられちゃってさぁ~」
「は!?」
「アンタと亮と優里亜の事は知ってるよ。」
「何で・・・」
「優里亜と毎日のようにやり取りして、アンタと亮の事、めちゃくちゃ話してたから~」
「・・・。」
「アンタ、優里亜にまんまとハメられたね。」
「えっ・・・?」
「優里亜がアンタに亮を紹介したけど、優里亜はだいぶ前から亮の事が好きだったんだよ。」
「はぁ!?」
思わず、大きな声を出してしまった。
「じゃあ・・・何で私に亮を紹介したりなんか・・・。」
「ま、優里亜はずっと亮に自分の事アピってたんだけど、亮になかなか伝わってなかった上に、亮が女紹介しろってうるさかったんだよ。
んで、優里亜はアンタを紹介したわけ。」
(はぁ!?一体何それ・・・)
最初のコメントを投稿しよう!