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「あの・・・話がよく分からないんですけど・・・。」
頭の中はかなり混乱していた。
「え~・・・。めんどくさーい。
だから、要するに、優里亜はずっと亮の事が好きで、告ってはいなかったけど、振られるのが嫌で必至にアピってたわけ。
でも、鈍感な亮はそれに全く気付いてなくって、優里亜に女を紹介しろって言ってきてたんだよ。
んで、優里亜はアンタのガードの固さを分かってたから、アンタを亮に紹介して、見事に簡単には何もさせなかった。
んで、二人から相談を受けていた優里亜は亮を誘って、ようやく成功した・・・っていう感じ~!分かった?」
・・・何となくだけど、分かった。
要するに・・・私は優里亜に「利用」されていたってワケか・・・。
頭の中がぼんやりとしていた。
「もしもし~?ちょっとぉ~?めんどくさいから切るよ!」
と言われ、ガチャ切りされた。
優里亜からも、亮からも裏切られてた・・・。
サイテー・・・。
目からは涙が溢れていた。
しばらく涙が止まらなかった・・・。
心のどこかではまだ亮の事が好きな気持ちがあって・・・。
そして、優里亜の事もまだ「友達」って思っていて・・・。
しばらく部屋に閉じこもって、散々泣いて・・・。
泣き腫らして、そのままいつの間にか眠りへついていた・・・。
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