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そして、目が覚めた時には朝だった。
「う・・・嘘・・・。」
鏡を恐る恐る覗くと・・・。
見事に目が腫れていた。
また少し涙が溢れてきて、涙は頬を伝った。
「学校・・・行きたくないなぁ・・・」
そのまま学校へ連絡し、「体調が悪い」と言って、欠席するか遅刻してでも行くかあやふやな状態で電話を切り、二度寝した。
―1時間後・・・
携帯の受信音が鳴った。
「何・・・?うるっさいなぁ、もう!」
悲しさを通り越して、だんだん怒りへと変わっていった。
ずっと佐奈からLINEが来ていた。
「どーしたん?学校休むなんて珍しい!今日休むの?」
佐奈がずっと心配してくれていた。
「さ・・・な・・・。」
また涙が溢れてきた。
怒りや悲しみ、そして優しくしてもらえて嬉しい・・・そんないろんな感情がゴチャゴチャと絡まっていた。
佐奈が相当心配してくれているみたいだったため、とりあえず返事をした。
「泣き疲れてる。目腫れてるから学校行きたくない。
・・・亮と優里亜に裏切られてた・・・」
と送ると、
「今から早退して美鈴んちに行く!!」
「はあああああ!??」
思わず大声を出してしまった。
こんな顔で、しかもとりあえず着替えなきゃ・・・!
慌てて洗面所へ行き、顔を洗って、とりあえず着替えて、佐奈がいつ来ても大丈夫なように、準備を始めた。
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