第1章

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そして、目が覚めた時には朝だった。 「う・・・嘘・・・。」 鏡を恐る恐る覗くと・・・。 見事に目が腫れていた。 また少し涙が溢れてきて、涙は頬を伝った。 「学校・・・行きたくないなぁ・・・」 そのまま学校へ連絡し、「体調が悪い」と言って、欠席するか遅刻してでも行くかあやふやな状態で電話を切り、二度寝した。 ―1時間後・・・ 携帯の受信音が鳴った。 「何・・・?うるっさいなぁ、もう!」 悲しさを通り越して、だんだん怒りへと変わっていった。 ずっと佐奈からLINEが来ていた。 「どーしたん?学校休むなんて珍しい!今日休むの?」 佐奈がずっと心配してくれていた。 「さ・・・な・・・。」 また涙が溢れてきた。 怒りや悲しみ、そして優しくしてもらえて嬉しい・・・そんないろんな感情がゴチャゴチャと絡まっていた。 佐奈が相当心配してくれているみたいだったため、とりあえず返事をした。 「泣き疲れてる。目腫れてるから学校行きたくない。 ・・・亮と優里亜に裏切られてた・・・」 と送ると、 「今から早退して美鈴んちに行く!!」 「はあああああ!??」 思わず大声を出してしまった。 こんな顔で、しかもとりあえず着替えなきゃ・・・! 慌てて洗面所へ行き、顔を洗って、とりあえず着替えて、佐奈がいつ来ても大丈夫なように、準備を始めた。
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