第1章

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ピンポーン 「はいはい!ちょっと待って~!!」 慌てて階段を駆け下りた。 「やほ!来たよ~!」 「来たよ~!じゃないって・・・。マジ行動早すぎ!先生に何て言って早退してきたの?」 「お腹痛いし、気分悪い~!って言って早退してきた!」 (絶対嘘だってバレてるだろうな・・・) 「さあさあ!美鈴ちゃん!とりあえず部屋に行こう!」 「佐奈・・・ココ私の家なんだけど・・・。」 苦笑して、髪をかき上げて言った。 佐奈を部屋に通した。 「んで??何があったの?全部話してみ?」 「・・・何か・・・優里亜と亮の関係を知ってる人からいきなり電話があって・・・。 優里亜が、その人に私の事全部話してたらしいんだよね・・・。 何か、優里亜は元々亮の事が好きで、亮に必死にアピールしてたみたいだったんだけど、全然伝わってなくて・・・。 んで、亮が女紹介しろって優里亜に言ってきたらしくて・・・。 それで、優里亜は私を亮に紹介したあと・・・。」 急に言葉に詰まって、涙がまた溢れてきた。 「・・・ん。だいたい分かったから、それ以上はもうしんどいだろうからいいよ!話さなくて!」 佐奈が先の事を察して、気遣ってくれた・・・。 「とりあえずさー・・・。携帯、整理しちゃおっか!」 と、佐奈が言いだした・・・。
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