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ピンポーン
「はいはい!ちょっと待って~!!」
慌てて階段を駆け下りた。
「やほ!来たよ~!」
「来たよ~!じゃないって・・・。マジ行動早すぎ!先生に何て言って早退してきたの?」
「お腹痛いし、気分悪い~!って言って早退してきた!」
(絶対嘘だってバレてるだろうな・・・)
「さあさあ!美鈴ちゃん!とりあえず部屋に行こう!」
「佐奈・・・ココ私の家なんだけど・・・。」
苦笑して、髪をかき上げて言った。
佐奈を部屋に通した。
「んで??何があったの?全部話してみ?」
「・・・何か・・・優里亜と亮の関係を知ってる人からいきなり電話があって・・・。
優里亜が、その人に私の事全部話してたらしいんだよね・・・。
何か、優里亜は元々亮の事が好きで、亮に必死にアピールしてたみたいだったんだけど、全然伝わってなくて・・・。
んで、亮が女紹介しろって優里亜に言ってきたらしくて・・・。
それで、優里亜は私を亮に紹介したあと・・・。」
急に言葉に詰まって、涙がまた溢れてきた。
「・・・ん。だいたい分かったから、それ以上はもうしんどいだろうからいいよ!話さなくて!」
佐奈が先の事を察して、気遣ってくれた・・・。
「とりあえずさー・・・。携帯、整理しちゃおっか!」
と、佐奈が言いだした・・・。
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