第1章

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「はぁ!?」 「もう、思い切って亮の番号と優里亜の番号削除して、拒否!!断捨離!!」 佐奈の言葉にポカーンとなって・・・ 「でも・・・まだ気持ちの整理が・・・。」 「気持ちの整理なんて一度好きになったら永遠につかないって!!美鈴の性格上、絶対削除できないに1票!!」 「と・・・投票までしなくても・・・。」 心の中では半泣き状態。 「さ~美鈴♪私と一緒に・・・まずは深呼吸~!!!」 「すーはー・・・。すーはー・・・。」 「そして~肩の力を抜いて~♪」 「ふう・・・。」 「さっ!!まずは携帯開いて!着信拒否設定!!」 「う・・・。」 カチ・・・カチ・・・カチ・・・。 「その調子~!!あとはもうこれで最後!!番号削除!!」 「う・・・わ~ん~・・・。」 もう、心の中がいっぱいいっぱいだった・・・。 思わず泣き出してしまった・・・。 「美鈴・・・。」 ぎゅ~ 「さ、さな!?」 「思いっ切り泣いていいんだよ。それが人間として当たり前の感情なんだからさ。」 「ひっ・・・ひっく・・・。」 佐奈の言葉が心にものすごく響いた。 「でもね、美鈴。亮は美鈴を大事にしなかったんだから、ちゃんとケジメはつけなきゃいけないんだよ・・・。 でないと・・・美鈴が壊れちゃう・・・。」 佐奈の言葉は意味深な言い方だった。 でも、この時は聞き返す気力も残ってなかった・・・。
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