第1章

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いつの間にか二人でずっと寝ていた。 気付くと夜になっていた。 「佐奈!佐奈!夜だよ!親に連絡しなくていいの?」 「う~ん・・・。はぁ~~~!」と言いながら目を開けた。 「ああ・・・。連絡・・・ね・・・。」 と言いながら、携帯を取り出した。 カチッ、カチッ。 「今日泊まって来るから・・・。」 そう言って電話を切った。 「お母さん、何て?」 「留守電になってた・・・。まだ仕事してるっぽい・・・。」 「いいの・・・?」 「いーのいーの!!いつもの事!!」 (そういえば、佐奈の家の事もあんまり知らなかったな・・・) 「じゃー、今からご飯食べて、その後お風呂入ろう!」 「だね~」 お母さんにご飯を作ってもらって一緒にご飯を食べて、その後お風呂に入って・・・。 「佐奈~布団敷くのめんどくさい(笑)」 「別にいーよ(笑)いびきだけはかかないでね(笑)」 と言って、私のベットで二人で一緒に寝る事になった。 「今夜は寝れないね(笑)」 「いろいろ聞き出すの止めてよ~。てか、佐奈の事聞きたい!」 「・・・私の事?何を・・・?」 口調がいきなり変わったのもあり、ビックリしてしまった・・・。 「親の事とか、恋愛の事とか・・・」 「・・・聞いても面白い事なんて一つもないよ。」 ・・・聞くのを躊躇してしまいそうになった・・・。
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