第1章

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「りりん、遅いぞ。」 「はい、すみません。」 と、トラは言った。 「なめろ。」 「はい。」 トラは、辰夫の左足をなめはじめた。 「違うだろ!右足からだ!」と言って、辰夫は、トラを蹴飛ばした。 「すみません。」 「今日は、機嫌が悪い。帰れ!」 辰夫は、トラに背を向けた。
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