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「隠れてたお兄さんたちならあっちで伸びてるよ?ねぇ…はやく離してあげなよ。それともオトモダチと一緒にあっちで伸びてたいの?」
「てめぇ!何を!?ぐぁっ!」
ふっと頭をつかんでいた手が離れて気がついたら目の前に茶髪の男と腕をひねりあげられている須藤がいた。
あまりに唐突な出来事に僕は呆然と見つめていた。
「お兄さん人の話を聞けないみたいだねぇ。この腕放して欲しかったら……もうこの人に近づかないって約束しなよ。」
さっきまで穏やかに話していた茶髪の男の突然のドスの聞いた声にこっちまですくみ上がってしまいそうだった。
「いででででっ!わかった!わかったから!もう近づかない!約束するから腕を放してくれ!折れちまう!」
茶髪の男がパッと腕を離すと須藤は走って逃げていった。
助かった………
僕は力が抜けてその場にへたり込んでしまった。
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