23人が本棚に入れています
本棚に追加
「お兄さん達何してるの?俺も混ぜてよ。」
別の男の声が聞こえてきた。
もう諦めるしかないのか?
「誰だ。お前見ない顔だな。」
こわばって動かない体では振り返ることもできないが、どうやら知らない人らしい。
今助けを求めれば逃げきれるかもしれない!
「ったす!ムグッ!!
「ただの痴話喧嘩だよ。こう見えてこいつ結構激しくてさぁ~。仲直りの途中何だからあっち行っててくんないかな?」
!!!こいつ!!!
急に須藤の胸に顔を押し付けられがっちりと頭を抑えられた。
僕の力ではびくともしない。
叫ぼうにもこの姿勢じゃくぐもったうめき声しか出てこなくて。
何とか気がついてもらわないと!
ん゛~!
「なんか嫌がってるみたいだし離してあげたら?苦しそうだよ?」
頼む!助けてくれ!
「チッ!いいからあっち行けよ!オイ!お前ら何してる!?はやくコイツを何とかしろ!」
やっぱり!ここの奴らと仲間なのか!クソッ!
最初のコメントを投稿しよう!