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松田は図書委員をしていて
よくカウンターの中で本を読んでいる、そのせいで俺が腐男子なのを知っている。
きっと独り言がカウンターまで聞こえてきて、それでここまで探しに来たのだろう。
「とりあえずこの2冊借りるからお願いね。」
「分かった……38番…だったよね。」
貸し借りを簡略化するためにカウンターにはパソコンに繋がれたバーコードを読み取る物がある。
これで番号を便りに見つけた図書カードのバーコードを読み取って本の返却等を行うのだ。
「38番だよ。松田今暇してる?」
「暇してる…」
図書委員は昼食後カウンターに行き、
そこで昼休みが終わるまで座って客の対応をすることになっている。
後ろに事務室が有るから携帯も出来ない、本を読むしかする事がないのだ。
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