第1章

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本当、今日の俺はどうかしてるな‥。 頭でそんな事を考えてると泣いている彼女との通話中にクスリと笑ってしまった。 『‥‥グス‥何か、‥可笑しかった‥ですか?』 途切れてでも気が付けば疑問をぶつけてくるから、 「‥あ、いや。 君も変わってるなって思ってさ」 素直に彼女に答えた。 普通間違え電話の相手にずっと繋げたまま泣いたりはしないだろ? 『‥そー‥なのかも‥。 だから‥‥私に何も‥‥‥言わないで‥‥‥』 ‥‥‥。 どうやら彼女は俺に泣いている事情を伝えようとしているみたいだ。 「あのさ、‥待って?」
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