最悪な本

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最悪な本

ここはもう沢山社! かつて子供を殺した元少年Bの手記「劣化」が売れている! これをどうかと思った俳優の阪上忍者は、 出版した編集者を問い詰めていた。 「あの少年Bの本を出すと、犯罪助長になるのでは?」 「本は多かれ少なかれ影響与える!表現の自由!儲かればそれで良い! 前に出した完全他殺入門も批判されながらも売れたからな!ひひひひひ!」 一切悪びれずに開き直る編集者に、 阪上忍者が驚いていると、 突如惨たらしく殺された、 元少年Bの死体と原稿用紙が投げ込まれた! 「へへへ!元少年Bを殺した俺の本も出版してくれよ。 こいつ殺したって事は、 俺のが売れるって事だからな」 「なんと言う持ち込み!? しかしそんな無茶苦茶な事言われても・・・」 編集者が驚いていると、 今度は別の少年の死体と原稿用紙が投げ込まれた! 「へへへ!編集者の息子殺した俺の手記も出版してくれよ」 「うわー!お前ら人殺しの本なんて出すかー!」 「ぐはあ!?」 なんと!編集者は怒りのあまり、 持ち込み殺人犯達を殺してしまった! 「よーし!殺したから私も手記を出版するかあ!」 「なんて事を!最低のクズめ!」 「ぐはあ!」 なんと阪上忍者も編集者を殺してしまった! 「よーし!僕も手記を書いて出版するかあ! 俳優だから更に売れる!」 こうしてまた新たな本が出版されていくのだ・・・
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