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四人の亜人男達の相手をしていると、
奥から女看守長が現れた。
「お前たち、ヤっている様だニュル!」
「へーい閣下!」
しかし女だからと言って同性故の安心感は無い。
なんと触手の怪物なので、
亜人看守より遥かに異質で悍ましい姿をしているのだ!
あと閣下と言っても、
別に大臣や将軍の様な重臣ではなく、
デーモン的な意味だ。
「リュミエル!私はそろそろ女の子の日だニュル!」
「だから何?
同性でも種族違い過ぎる私に言われても!」
「そう!要するに産卵日ニュル!
単性生殖の私でも相手が必要!
こいつをどう思うニュル?」
突如女看守長は、
男らしからぬ大きく長く固い器官を突き出した。
「すごく・・大きいですけど、
ふたなりだったの?」
「違う!これは男性器でなく卵管!
こいつを充分犯され蕩けたお前の体に突き刺して生み付ける、
孵化した赤ちゃんはお前を餌に成長するの!」
「えぇ!?孕ますより酷い!」
「せいぜい楽しみにするニュル!
ニュフフフフ~!」
私は民の為、国の為を思ってクーデターを計画したのに、
失敗して投獄されたあげく、
犯されて苗床にされるだなんて・・・・・
泣き咽ぶホビットに体を拭かれて、
自分の部屋に運ばれたが、
失意の中では食欲も読書欲も無くなり、
ジャーキー状に干からびたビフテキにも、
表紙ペラいペーパーバックにも手を付けず、
夢の世界に逃げ込む様に眠りに付いた。
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