プロローグ

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「運命は貴方の望みのままに…。」 「だ、誰だお前!」 いきなり聞こえた女性の声 顔を上げると目の前に見知らぬ女が立っていた 「…。」 「いつ入った!何で何も言わねーんだ!」 黙り込み、じっと信也を見つめる女 「…。」 何なんだこいつは? 「おい!聞いてんのか!」 信也の怒鳴り声で、ただただじっと信也を見つめていた女が少し微笑み、やっと口を開いた 「私は説明書。」 やっと喋ったと思ったら、女は意味不明な事を言った 「はぁ?説明書?」 「そう。私は説明書であり、switchそのもの。」 少し信也に近付き、自分の胸に手をあてそう答える女 「はぁ?またswitchかよ?お前があのハガキの送り主か?」 「…。」 女は黙って微笑み続ける 「何とか言ったらどうだ?」 「…貴方、散々な目にあったわね。」 「な、何の事だ?」 「…。」 また黙り込む女 「聞いてんのか!何の事ーーー」 「貴方を裏切った彼女…そして友人…憎い?」 「なっ!?何でお前がそれを!?まさか…ずっとここにいたのか!?何時からいた!? なぁ!何時から俺の部屋にーーー」 「運命を変えましょう?」 「…は、はぁ?」 さっきから運命運命… 何なんだこいつは? 「switchを使えば、貴方を裏切った彼女も友人も消す事が出来るわ。彼女達が存在していた事実もろとも。」 「消すって…どおゆうーーー」 「そのままの意味よ。無にするの。」 マジで何なんだよこの女… ぶっ飛んでるぞ… 「彼女達…憎くないの?」 「うるさい!」 そう言って信也は勢いよく立ち上がった
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