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歴史的建物を幾つか巡り、少しショッピングをして、老舗の楽器店やライブハウスも楽しむ
そして、彼らが泊まっているホテル近くのパブで飲む事になった
ザワザワとした話し声が絶え間無く続く中、更に色んな話が聞けた
笑ったり驚いたりする時間が過ぎていたが、ふと高橋さんが店を出る所を見掛ける
トイレに立つフリをして後を追った
店を出ると、ゆっくり歩き続ける彼の背中が見えた
「 大丈夫ですか?」
追い付いて声を掛けると、パッとこちらを振り返る
「 あ、ちょっと酔ったみたいなんで…。少し歩いてからホテルに戻るつもりなんです。」
「 この辺は比較的治安は良いけど、それでも日本とは違うから気を付けた方が… 」
「 それなら、女の人1人で歩いたりしたらダメじゃないっすか。」
「 これでも私は慣れてるから。警察の銃撃戦も何度も経験してるし…。」
「 それ、直で襲われた時には関係ないように思えるけど…。」
「 そう…かなぁ?」
「 そうっすよ。 一緒に行きますか?
ホテルに着いたらタクシー呼んで貰うとかして。それとも、この辺りで拾いますか?」
「 一緒に行きます。」
「 じゃあ、行きましょう。」
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