-謎の老人-

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私は現在でもあの謎の老人に会いたいと思っているが願いは成就していない…。 当時の美容室の経営者によれば、滅多に来店する事のない老人…。 しかし何故、年末の慌ただしい時期に突然、現れたのだろうか? ひょっとして…私自身に関係しているのではないかと最近おもっている。 実は私には力としては弱いが霊感があるのだ。 しかし、母の死の予知は出来なかった。 だから、予知もできないのだから、霊感とはほど遠いのだ。 だけど時々、見てしまう霊…。 また、私には姉が二人いるのだが、そのうちの1人は子供の頃、三途の川を見てきた経験がある。 その姉から、母が亡くなる前日に母からのメッセージを受けた姉が電話をかけて来た。 その電話を受けたのが私であった。 紅宣「もしもし…」 姉「私やけど…お母ちゃん元気にしとるの?」 紅宣「えっ…げ…元気だよ!どしたの?」 姉「いやね、耳元で私の名前を呼んだから…気になって電話したの…」 紅宣「そうか…大丈夫だよ」 「虫の知らせ」と言うやつか…。 私も虫の知らせは何度も経験している。 中学生の頃は親戚の方が亡くなった時が初めての虫の知らせだった。
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