2016年・8月~渡良瀬川

2/4
前へ
/177ページ
次へ
今年の8月6日(土)の早朝4時位だったかな… 仕事柄、女性を送迎する事があり、渡良瀬川付近にある東武線の駅で女性を降ろし、車を走らせた。 私は間もなくCDをsetしようと思い車を停めたのだ。 周囲を見渡せば薄暗く人など歩いていない。 駅周辺なのに異様な寂しさが漂う場所だった。 その時、左側から視線を感じ見てみると青いジャージを着た中学生位の男の子がこちらを見ていた。 微動だもせず、顔は眉毛から口元で影になり確認できなかった。 街灯に照らされ先ほど感じた薄暗い嫌悪感は無くなっていた。 「何か変だぞ❗」 私は車を走らせルームミラーを決して見なかった。 ルームミラーに霊が写り込むケースがあるからだ。 波長が合ってしまったか? 寂しげな中学生であった。
/177ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加