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「ネフェルタリ様!お待ちください!」 「ムトナ!こっちよ!早く!」 「ネフェルタリ様!!」 私の名はムトナ。歳は12。 幼き日より、貴族家臣としてお仕えし、同じ歳のネフェルタリ様の女官として2年になる。 姉妹のように仲良く、一番の親友。 そして、我が主(アルジ)。 「ネフェルタリ!」 「…あ…!も、申し訳ございませぬ!御前に出るなど…!」 「良い。面を上げよ。共にあの跳ねっ返りを捕まえてくれぬか?」 「はっ。畏まりました。」 背後から現れた人物にひれ伏し、恩情深きお言葉でお許しをいただいた。
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