プロローグ

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あたしの名前は須田 あかり。 百貨店の受付嬢という花形職業で受付嬢のトップでもある私。 そして男に振られる数でもトップであるあたし。 男がみんな揃って言う言葉。 「こんな女とは思わなかった」 あたしの何がいけないの? 少しくらい足癖悪くてもいーじゃない。 少しくらい故郷の関西弁で喋ってもいーじゃない。 少しくらい酔って絡むくらいーじゃない。 いつまでもこのままじゃいけないっていうのはわかっているけれど それでも女25歳、なかなかそう簡単には変われない。 そんなあたしを知ったある男はこう言った。 「須田さんって楽しい人ですね」 あたしのこの想い、恋か友情か… 物凄く中途半端だ。
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