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「あぁ…もう、グラス倒しちゃいました?
あーあ、スカートが濡れちゃって…」
優しい彼の手は躊躇なく私のスカートに手を伸ばし、トントンっと紺色のハンカチで濡れたスカートを拭いてくれる。
「うはっ!いーのよー。私、スカートにもお酒を飲ませてあげる優しいおーんなー!」
「何を意味不明な事を…
って、えっ?須田さん?須田さん…」
あまりにも気持ちの良いこの空間に瞼を閉じた瞬間、ここで私の記憶はプッツリと途切れた。
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