第1話

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ブブブブブ... ブブブブブ... ......これは...着信音?? どこからともなく聞こえてくる、今時ガラケーの私の携帯電話のバイブ音。 鞄か...?それともいつもの通り枕の横? 手を宙にフラフラとさせながら携帯を探していると、私の手のひらに震える携帯電話が収まった。 誰か知らないけれどありがとう。 薄っすらと目を開けて相手の名前を確認する。 ...お母ちゃんだ。 「もしもし~?お母ちゃん?何...?どうしたん?」 『どうしたもあらへんわ!あんた!いつこっち帰って来るん?? お父ちゃんも首長くして待ってるで!!』 朝一番から実家のお母ちゃんの怒鳴り声は頭に響く。 あぁ...昨日、また飲みすぎちゃったな、あたし。
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