第1章

2/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
ふぇち。 フェチ。フェティシズム。 脚、胸、手、お尻、血管、匂い…。色々ありますね。 よく、会話の中で『何フェチ~?』と話題になることもあるかと思います。 そう聞かれると、いつも困っていました。 手がきれいな人は好きだし、いい匂いがする人も好き。 背が高い人のほうが好み…ではあるけど、これってただの趣味だよなー。なんて。 それが、最近みつかったのです! それは…『毛抜きフェチ』! どこの毛でもよいわけではありません。 硬くて太めで、抜き甲斐のある毛。 …そう、男性のヒゲです。 そー言われてみれば、子供の頃からじいちゃんのヒゲを見て、ずっとチクチクしててゾクゾクした気持ちを抱いてました。 気持ち悪いんだけど、何となく目が離せないというか、クセになるというか…。 その頃からフェチの片鱗を覗かせていたのかもしれません。 だいーぶいい大人になってから(というか最近)、お付き合いしている男性のヒゲを見て、約20年分の溜まりに溜まった欲望が大爆発しました。 『ヒゲ抜かせて』 単刀直入に申し出た私に、彼は『絶対痛いから嫌だ』と全身全霊拒否してきますが、『私の事好きなら抜かせて』と半ば強引にねじ伏せることに成功。 そこからは、夢にまでみた至福の時間です。 抜いても抜いても抜いても、まだまだあるヒゲ…。 も生唾が溢れてとまらない状態になっている私。 反して、痛みで涙目になっている彼氏…。 もう、抜いている時は頭の中は空っぽで、すごい集中力だと思います。 ハッと気が付くと、ティッシュの上には私が勝ち取った戦利品でいっぱいになっているので…。 抜く時に、『キュッ』と音がして、手応えがある感じがたまらないんです。 表面には1mmくらいしか出てないのに、『ニュルっ』っと引っこ抜ける感じとか…。 彼がいない時には、某動画サイトで『ヒゲを抜いてみた』的なタイトルの動画を貪るように鑑賞。 友達には、完全に変態扱いされています。 今、残念ながら彼がいないので、某動画サイトに高頻度でお世話になっています。 誰か、タダでヒゲを抜かせてくれる人はいないものでしょうか…。 最近かなり真剣に考えています。笑image=490627193.jpg
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!