エーテル

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エーテル 魔月組織 「メビウス」を統べる首領の少女。白いフードの付きローブを普段着にしている。 メビウスの理念として、魔月による現世の支配を掲げるが実際のところはそんな目的など露ほどにも考えていない。 本名 リリシア・フロウベール。ノアの扉の起動実験において最初に生み出された魔月。 フランスの名家に生まれた少女であったが、次女であり当主を継げない立場におり大きなコンプレックスを抱えていた。 両親や姉からも冷たく接されていると感じていたある日、偶然に父が自分をフロウベール家から出すという内容の話を聞いてしまい混乱。 家を飛び出してしまう、その後真意を確かめるべく戻ろうとするも 屋敷は革命軍により焼き討ちされていた。 それでもなんとか屋敷にたどり着き、姉と会うことはできたものの碌な会話もできないまま彼女は崩落した瓦礫からエーテルをかばい死亡。 エーテルは屋敷を出ようとするも、待ち構えていた革命軍により胸を穿たれて絶望のまま短い生涯を閉じた。 ノアによって転生した後は実験体としての日々を送ることになる。かねてより承認欲求が強かったエーテルにとって自分の存在を必要とする ノアの存在は掛け替えのないものであり、大きく依存していく。 だが、ノアは研究者の裏切りにより実質的に死亡。それを知ったエーテルは怒りのままに能力を発動させ研究者を殺害。 そして扉を起動させ、ノアの転生に成功させた。その存在が大きく歪んでしまったことに気づかぬまま。   その後は姉であるシアを始めとした魔月達を扉によって次々と生み出し、メビウスを立ち上げる。      最終決戦では螺旋城塞の最深部で阿木人・シアと対決。自身の能力を駆使した多次元攻撃で一進一退の攻防を繰り広げる。 そこでシアから自分は両親に愛されていたこと、家から出されるのも権力闘争に巻き込まれることを危惧したからであることを聞かされる。 激高しながらも、自分は過去を捨て未来永劫生き続けると吐き捨て最大威力の一撃を放つ。 ほぼ相打ちに近い形になったものの力の消費は激しく立ち上がることすら困難な状態の際にしびれを切らしたノアが現れる。
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