第1話

ギシェ・アルクトゥールス

ギシェ・アルクトゥールス

魔月組織　メビウスに所属する高位魔月。ツインテールの髪形をし、ゴシックロリターに身を包む幼き少女。
無邪気で外見相応の印象を受けるものの、こと戦闘においては愉しみを覚える戦闘狂タイプで、必要以上の苦痛を与えようとするサディスティックな面を覗かせる。
一方で異様ともいえる承認欲求と、孤独に対する不安を内包し首魁であるエーテルに依存している。彼女がメビウスで戦う理由もエーテルの役に立ちたいからであり、その不安定な行動理由にお目付け役のアッガスも不安視していた。
実際、エーテルからはうまく動いてくれるから利用しているだけの駒にしか思われずむしろその依存行動をうっとおしく思っていた(同族嫌悪)ため危惧は当たっていたといえる。
阿木人たちにはシアの契約者であることから興味を持ち、個人的に接触することも多い。その中でも、葵にはかなり懐く様子を見せた。
戦闘では大鎌を使った戦闘を行う。薙ぎ払いやそれによる衝撃波が得意技だが攻撃が直線すぎるため、応用が利きにくく戦いを重ねた相手には見切られやすい。
上記のこともあり、単独での戦闘はメビウス最弱とも言えるばかりか交流をしたため阿木人達には強く出れないこともあり敗戦を重ねたため。エーテルに見限られてしまい、力を暴走させられ鉄砲玉のように扱われてしまう。
暴走したギシェは阿木人たちと戦闘。自分の生前の境遇や絶望・恨み節を呪詛のようにまき散らし、血の涙を流しながら所かまわず強力な攻撃を繰り出す。
しかし身を挺してギシェを止めた葵に説得されたことで改めて生への渇望を吐露、それを葵も受け入れて消滅しようとする彼女と契約を果たす。