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夕霧阿木人
主人公。高校2年生。
非日常よりも平和な日常が善いという心情を持っている。故に同年代で流行るライトノベルやゲームがやや苦手。
成績は中の下。やや面倒臭がりな性格だが必要だと感じたものはやり遂げる。恋愛に関してはさほど興味がない。
シア・ベテルギウスとビョルノ・リブラの闘いに巻き込まれたことがきかっけとなり異能を手に入れてしまい、非日常の存在に頭を悩ませるが、過去の約束の誓いを守るために闘う決意を固める。
実は、総ての始まりの人物であるノアの子孫(母親がその血筋)。『式術』を視ることができたり、夢の中にノアの幻影が現れたのはこのためである。その時がくれば能力は発現していたようで、 ビョルノ によって引き起こされたのは偶然だった。シアとビョルノの戦いを目撃したのも異能に目覚めかけていたからである。(あの時シアは幻覚の式術を範囲に広めて人が入ってこれないようにしていた)
つまり、非日常を嫌っていた阿木人は確定的に非日常に身を投じる運命にあったという皮肉。本人は最終決戦前まで知らなかったが、シアはやや感付いていた模様。
両親とはまだ赤子の頃に死別し、親交のあった夕霧家に引き取られており、久間・礼央奈とは義兄弟である。このことは本人もうすうす気づいていたものの夕霧家の一員として満足しており、不満はない様子。
その能力は歴代最強。ゆえに魔月側に寝返る可能性を危惧した式術師によって襲撃された過去がある。その際とある少女に守られるも、少女は重傷を負ってしまう。この時に「皆を守ることのできる強い人間になる」と少女に誓っている。これが阿木人の闘う原動力になっているがトラウマになったのかこの事件を交通事故とゆがめて記憶してしまっている。
最終的に運命であるからではなく、非日常を日常へと戻すため、また大切なものを守るために闘うことをノアに 告げ最終決戦に挑む。
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