6章 自殺ハウス

48/49
895人が本棚に入れています
本棚に追加
/324ページ
自殺ハウスの一件は、ニュースや新聞では「とある資産家の別荘から火災が発生」くらいしか取り沙汰されなかった。遺体が発見したという情報も、今なお聞こえてこない。 これは自分の憶測でしかないが、裏で何か大きな力が動いているのではないかと思う。とはいえ、自分には真実を追求するだけの力を持っていないわけだが。 今も、ふと思い出す事がある。屋敷内で死んでいった仲間達の事、aaaaの安否…… いや、きっと奴の事だから無事なのだろう。もしかすれば、ひょっこりと目の前に現れるかもしれない。何気ない顔をして、ただならぬ気配を放ちながら。 「すみません岡崎さん、お問い合わせを手伝ってもらえませんか?」 「はい、すぐに行きます」 座っていた椅子から立ち上がり、俺は駆け出す。1日1日を後悔のない様に生きる為。 ただ、ひたむきに。全力で。
/324ページ

最初のコメントを投稿しよう!