第一章第二話 導入

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『蟻穴の村』アントエイプの巣穴を利用した迷路のような村 「ありがとうございます」 礼を言う恰幅のいい男性 簡単に言えば今回の依頼主 「いや、こちらも依頼ですので」 ここには迅と九露の二人しかいない、颯季がいると面倒になるので千裏をお目付け役にして放置である 「今、納品物の確認をしています、しばしお待ちを」 ここから面白味のないお仕事の話 一方、颯季side 「私、頑張ったよね!なんで私は除け者なのよ!」 凄い泣いていた 「そなたがいると話が進まないからでござる」 「簡単に言ったら面倒だからね」 「私ってそんなに面倒臭い?アザミ嬢」 「面倒」 「ひどい(泣)」 この颯季に毒を吐いている女性は、『アザミ』このチームのオペレーター 「やめて、笑いが止まらない!」 「盈藺姐さんも笑ってないで、助けてくれ!」 「えっ?やだ」 「泣」 この颯季をからかっている女性は、『盈藺』チームの依頼等を管理している。簡単に言ってしまえばチームの心臓部分 えっ?颯季はって?そうだね足の小指じゃない? 迅、颯季、千裏、九露、アザミ、盈藺 この6人が『名を必要としない者達(ななしのごんべい)』である 「もういいよ、モノローグですら、私をいじめる、やってられるか私は寝る」 颯季くん拗ねて寝始めてしまいました 「おやすみ(永遠にボソッ)」 「聞こえてるぞ、お嬢!」 「アザミ殿は、颯季殿には酷いでござる な」 「日頃の行いが悪いんじゃない?」 「これに懲りないからいかんでござるな」 「私のせいか?いやいやこんな一般市民を捕まえて」 「縦に真っ二つでござるな」 「頭と胴体、さよならしたいの?」 「全身の骨をバラバラにしましょうか?」 「せめて部位を統一してくれ。スクラップじゃないか」 愉快に時間が過ぎていく
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