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「バラバラにはなりたくないな」
「またなんか言ったのか?颯季」
「いや私が一般市民だと言っただけだ」
「逸般市民がなにを言っているんですかね?」
「私の味方はいないのか?」
「「いるとでも?」」
慈悲はなかった
「納品物の精算が終わったぞ」
「どれくらいになった?」
「帰る時に使う移動費くらい」
「少ない!落ち損じゃないか!」
「冗談だ、質にもよるが大体1匹500Gだ」
因みに大体30G(ゴールド)で子供の小遣い程度だ
「結構高いな、料理長吹っ掛けた?」
「失礼ですね、違います。」
「なんでも、あの位置の蟻猿は行商に行く時の邪魔だったらしい」
「なんでもいいや、稼げたのなら」
「落ちたかいはあったよ」
今回の報酬
500×(アントエイプの討伐数100)=50000
移動中~蟻穴の村から港町 ガレオン
「えっ船が出せない?」
「そうだよ、航路にモンスターが出たんだよ、そのせいでこっちも商売あがったらだよ」
「駄目か~」
どうやらここに滞在しなければいけないらしい
「宿を探しましょうか」
「そうでござるな」
「手分けして探す?」
「そう言えばトラブルメーカーは?」
「またですか!颯季さんは何回問題を起こせば気がすむんですか!」
「九露殿いくらなんでも問題ばかり持ってくるなんて…持ってくるでござるな」
「皆酷くないか?」
「あっいた」
「どこに行ってたの?」
「出航許可を貰いに」
「えっでも船は出せないって?」
「問題がモンスターなのだから、依頼という形で貰ってきた」
「おまっ!ひさしぶりに颯季が役に立ったぞ」
「そしてこの言葉である、解せぬ」
「それは…日頃の行い?」
「くそー」
「とりあえず依頼内容は?」
「ヤマタノイカの討伐、報酬はあの船らしい」
「船だと?」
「足元を見られた、あまり出費をしたくないらしい」
「逆に考えると、船をただで貰えるってこと?」
「そう言うことだよ姐さん」
「船も無傷でモンスターを倒せか」
「出来るだろ?頭領」
「やるしかねーだろ、俺は帰って寝たい」
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