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「いや2匹だ」
颯季は矢を二本放っていた、うち一本は襲いかかってきた猿、もう一本は別の猿
「やはりあまり強くないな」
「危険性はあまり高くないからな」
そう言って先程蹴り飛ばされた猿にとどめをさす
「はっはー俺達を倒したかったら100匹は連れてくるんだな」
ピコーンフラグが立ちました
「なんか言ったか?颯季」
「いやなにもいってないぞ?」
首を傾げる迅
「頭領あなた、疲れてるんだよ」
「この依頼が終わったら少し休むか」
ピコーンフラグが立ちました
「また聞こえた、これはストレスのせいだ」
「誰のせいだ?」
「鏡見てこい、俺のストレスの源がわかるぞ」
「鏡と今の状態はあまり見たくないな」
「颯季、俺はおまえが疲れてるように見える」
「私の疲労度数はどうでもいいから、回りを見ようぜ」
斥候が帰ってこなかった場合知能の低い猿はどうするだろう?
答えはこの惨状である
「なあ?これはなんだ?」
「この巣穴にいる猿、全部じゃないかな?」
「颯季、今日は帰ろうぜ?」
「それには賛成だが、できるならもうしてるぞ?」
「俺は確かに100匹は連れてくるんだなって言った、言ったよ、だけどなまさか連れてくるなんて誰も思わないだろ?」
「頭領、あとで説教だな」
二人ともお疲れのようです。
完全に現実逃避している
「ああもうまとめて相手してやらぁー」
「えー」
「じゃあおまえはどうする?」
「逃げる」
「その手があった」
二人は踵を返したと同時に
「「逃げるぞ~」」
物凄い勢いで二人は走り出した
「「「「ウキャァァァ」」」」
叫び声が聞こえる、大方猿が、追いかけて来てるのだろう。
走る走る振り向かず走る
大分走った所で颯季は
「やばいなまじで冗談じゃなく」
「そんな事誰でもわかるわ!」
「だがそろそろ出口みたいだ」
「みたいだな、光がみえる」
「蟻猿は自分達の巣穴からは出てこない、逃げ切った」
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