13人が本棚に入れています
本棚に追加
颯季くんがお腹が減ったとぼやくので、九露さんはお料理中その間に
迅、颯季、千裏の三人でなにがあったか確認中
「なんと!そんな事が、頭領そなたも、大変だの」
「えー悪いの頭領じゃないのか?」
「当たり前だ、トラブルメーカー」
「なんだと!名誉毀損だ、訴訟も辞さないぞ」
「満場一致で俺の無罪だな」
「なに!千裏裁判長、判決は?」
「訴訟自体を受理しないので、無効でござるな」
「勝負自体が発生しないとは」
両手を地面について項垂れる颯季
「あれはもう駄目だな」
「まったくでござる」
「ところで旦那(千裏)、私達が落ちたときの事は覚えてる?」
「何故でござるか?」
「正直な話、落ちたときの事をあまり覚えていないのだよ」
「俺も颯季に足を引っ張られた事位しか覚えていないな」
「そうでござるか、では話そう」
4人は二人一組で並んで歩いていた
千裏と九露、迅と颯季のコンビだった
突然颯季が
「うおっやべっ」
前の二人はいつもの颯季の悪乗りだと思った
「なにしてんだ?」
迅の確認する声がする
「まったく面倒くせーな、って颯季おまっ!」
また颯季が迅をからかってるのだろう
「ヒャッハー道連れじゃー」
「何してるんですか?二人共」
九露が振り返ったら二人はいなかった
「また颯季さんですか、あの野郎」
温厚な九露が怒ったら瞬間でした
はい回想 おわり
「やっぱりお前のせいじゃねーか、颯季ィ」
「はっはー私の座右の銘を忘れたか、愚か者め」
幸せは共有 不幸は道連れby颯季
「こいつが諸悪の根源だろ」
「まあまあ、落ち着かんか、二人共」
「そうですよ、ご飯も出来た所です」
九露が調理を終えて戻ってきた
「ハァーとりあえず話はあとだ」
「料理長ありがとう」
「いえこれは私の仕事です」
「これは美味しそうでござるな」
「「「「いただきます」」」」
迅と颯季は相当空腹だったのか凄い勢いで食べる二人
ゆっくりと味わって食べる千裏
その3人を見て一度微笑んでから食べ始める九露
「「「「ご馳走さまでした」」」」
食べ終わるのははやかった
「そうだ二人に食べて貰いたいものがあるんですよ」
そう言って九露は肉の乗った皿を取り出した
「ビーフジャーキーです」
「「マジで!いただきます!」」
二人同時に口に頬張る
「「うっ」」
しばらくお待ちください
最初のコメントを投稿しよう!