第1章

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結露した窓辺の朝 ただぼんやりと陽射しの中に回る言葉たち 曖昧な世界のさらに曖昧な私の世界 今日もきっと平穏な箱庭 思い通りにならない全てに 当てつけに引っ掻いた世界の底 底辺からにじみ出た不平不満 日常にばら撒かれた真実は 誰かを傷つけたり 誰かを救ったり 何となく握っていた心無い石を 手放せない理由ってなんだろう? 角張った感情が柔らかくなるまで撫でる 曖昧な認識でもこの世界に生きているんだ いいわけして見つからないふりの本気 生温い詩を歌って 被害妄想に怯えている ばら撒かれる真実 それは私を救う? 私は救われる? 冷たい陽射しに手を伸ばしてみる 曖昧な私を照らす世界 救ったり? 救われたり? この世界が本当に素晴らしいなら私は 希望の歌を歌いたい 本気になった怠け者 人間の本質を探して 響け 希望的観測 この世界が素晴らしいことを信じて
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